おとくなサイはいかがです?/ゆかいないっぴきはん

Shel Silversteinの絵本を何個か読んだので、その書評をまとめて。


おおきな木とか
ぼくを探しにとかを書いた人です。


おとくなサイはいかがです?

おとくなサイはいかがです?

ゆかいないっぴきはん

ゆかいないっぴきはん

おとくなサイはいかがです?/Shel Silverstein
ゆかいないっぴきはん/Shel Silverstein

どちらもリズミカルな動物ものの絵本。
ゆかいないっぴきはんの方は、キリンの首が伸びたら一匹半、とかで、
一ページめくることにそのキリンにいろんなものがひっついていく。
で、最後の最後に全部なくなる。


おとくなサイのほうは、
売り出し中のサイが一ページめくることにいろんなことをする。
そんなサイを買ったらいかが?というお話。


どちらも、絵を見せるタイプの本だと思った。
でも、この絵こそにSilversteinの本領を感じる。
というのも、想像を超えたような絵を描いてくる。
動物が何か人間のすることをしたりするのを書くのが好きみたいで、
いろんな本にそういうモチーフがでてくる。
それを絵に起こすことができるというところに本領を感じる。
たとえば、編み物を手伝うサイの絵、というのを自分で書けますか?
そうやって問いただすと、Silversteinの本領を感じざるを得ない。
この無限の想像力の膨らみ、そしてそれを絵に起こすのがSilversteinのいいところだと思う。