ぜんぶ、フィデルのせい
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映画最近よく見てるんだけど、
どれもこれも、なんか他のことで気が散ってよろしくない。
映画館行きたいなー。
ということで、そんな気にちりぃになりながらも、見たぜんぶフィデルのせい。
時は1970年。
パリで、反体制運動に参加する父親と、人工中絶の権利運動に参加する母親の間の子供アンナのお話。
正直歴史はわかんないので、空気感がちゃんとつかめなかった。
wikiによると、
子供は革新的で、大人は保守的という構図を壊して、政治を描いた映画、
とあるけれど、
この革新、って、なんだか?がつく。
そういう構図で物をとらえるより、
大人の世界の矛盾、と言ったら変だけれど、
いろんな主義主張があるなかで、そこを突いてくる子供、
という構図でとらえたほうがよさそう。
子供目線で政治を描く、という斬新な映画でそこは映画が終わるまで新鮮であり続けた。
印象的だったシーンをいくつか。
最後のほうで、いろいろ両親、取り巻く環境から学んできたアンナのシーン。
従順だったヒツジは逆らったからしんでしまった、というお話があった。
そこに反論するアンナ。
山で暮らすヒツジもいる。
そういったら、先生に否定された。
あんな学校間違っている!
アンナは転校することにした。
自分で意見を言うことを学ぶ。自由、その他もろもろ。
もう周りが異常な環境だったため、自分で常に考える癖がついたアンナ。
何が正しい、とか、何が間違っている、とかを、自分で決めるようになった。
そういうアンナの成長が垣間見える。
その後の、
アジェンデ大統領がチリで当選するまでのパリにおける反体制運動の父親と、
クーデターでアジェンデ大統領が崩れ去った時の父親との対比が印象的。
ラストシーン。
最後は引いて、学校に行ったアンナが、みんなの輪の中に入る。
何が言いたかったのか、つかみかねたが、
結局のところ、社会はいろいろ変わるけれど、
こういう人とのつながりって消えないよね、ということ…なのかな。
いろいろググったら、束縛のない社会の象徴とか書いてあったけど。
正直、この事実関係を全然飲みこめてないのでわからない…
面白かったし、もっとこの映画の空気感を学びたかった。
無学を反省した。
この映画、政治的な映画であることもあって、
監督は、サルコジの移民排斥にこの映画を通じて反対の立場を表明した、らしい。
日本だと政治的な話ってあんまり出てこないけど、
こういうところにお国柄の違いを感じる。
もっと強いのは、アメリカの政治系の映画なんだろうけど。
同様に無学を反省した映画として、
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という映画がある。
アラビア語のアニメなんだけど、
レバノンの内戦を描いたアニメ。
これもまた事実関係がつかめず?だった記憶がある。
でも、こういう社会風刺物がそれでも好きなので、見てしまう笑。
いや勉強しろよ、ってことですね…
ちなみにこれは本国イスラエルでは発禁になった代物。
政治的に緊張が続く国でこういうことするのは、
やっぱり表現者の最先端の欲望なのかな。