カップヌードルのCM

カップヌードルのCMを見るたびに思うことがあるので、
まとめてみようと思います。


いやよく聞いていた/聞いてる音楽がCMで使われていると、
気になるよね、ただそれだけ笑。
なんかYouTubeが頑固なので、もしこのページで見られなかったら、
YouTubeで見てください。


まずは、BON JOVI.


息子さんは中三で受験勉強してた。
夜食のカップヌードルお母さんが忘れた。
息子さんはすねた。


これ聞いたときは大笑いした笑。


元ネタはYou Give Love A Bad Nameという曲で、


BON JOVIが世界中で売れるようになったきっかけの曲。

ワールドワイドなバンドというよりかは、
日本で売れた洋楽バンドというくくりで見られることが多く、
日本ではデビューアルバムから注目されているらしい。

ちなみにこのYou Give Love a Bad Nameは3rdアルバムに入っている。
全米1位を初めて取ったのはこっち。

BON JOVIは中学2年生が「洋楽聞いてます」みたいなバンドのくくりかも
(こういうとファンは怒るだろうなぁ…)

BON JOVIの曲だと、Next 100 YearsはB'zの稲葉浩志によってアレンジされて
当時のジャニーズの売れっ子たちを抱き合わせたJ-Friendsというグループに提供されています。
これがヒットしたかどうかは知らない笑。



お次はQueen.
元ネタはこっち



アイスホッケーのドラマprideの主題歌になってたからこれは知ってる人が多いのかも。

I was born to love youは、フレディーの死後、
フレディーがソロでシングルカットしたものに他のQueenの3人がバンド演奏をつけたものなので、
実質これがQueenで演奏されたことはない。

僕はこれよりA Night At the Operaのほうが好きです笑。


いつ、どこのCDショップだったか忘れたけど、
Queen, BON JOVI, Mr.Bigの3バンドをあわせて「本国より日本で売れたバンド」とかで特集組まれていたのは笑った。


Queenは日本の音楽雑誌の戦略により仕立て上げられて、
日本で一大ブームを巻き起こしていた。
(うちの母もコンサートに行ったと言っていた笑)
あまりにも日本が好きになって、Teo Toriatteという、
コーラスが全部日本語の妙な曲を作っている。


BON JOVIもデビューアルバムが本国より日本でうれたこともあり、
2ndアルバムにはTOKYO ROADというこれまた何がTOKYOかわからない妙な曲を入れている。


Mr.BigはTo Be With YouかDaddyがカップヌードルのCMにそろそろくるんじゃないか、と個人的に思っているんだけど笑、
これまた90年代になってからブームを巻き起こしていって、日本でバカ売れしたバンド。


このバンドの悲劇なところは、
メンバーはテクニシャンばっかりで、本当にメタル会では職人級の顔ぶれなんだけど、
スマッシュヒットを飛ばしたのは、この手のバンドによくあるんだけど、
To Be With Youというアコースティック一本のバラード曲。
で、結局レコード会社のショービジネス戦略とねじれて活動休止に追い込まれる。
(ExtremeとMore Than Wordsと似た関係にあるかも笑)


ちなみにこんなの


Deep Purpleのカバーだけど、
こういうアレンジができるのはMr.Bigならでは。


BassのBilly SheehanとDrumsのPat Torpeyは
B'zが一番ハードロックを極めていた10th AlbumであるBrotherhoodにサポートメンバーで参加していて、
VocalのEric MartinはB'zの松本孝弘のプロジェクトユニットTMGでボーカルをやっているような人。
Eric Martinはこの間活動再開を日本からやったらしく、ハナミズキとかカバーしていた笑。



さて、話がそれましたが、最後はこのCMのシリーズで一番好きなコレ。
ワールドカップのスポンサーでもあった日清が、一番ワールドカップの合間のCMで流していたのがコレ。


Virtual Insanity / Jamiroquai

このYouTubeご丁寧に元ネタまでつけてくれてる。
よく聞くとちょっと違うな…

実はこれあまりにも似ていて、本人説が濃厚で、小室哲也がtwitterで「本人らしいです」とつぶやいたいわくつきの白物。
でもフレディ出てきたからこのシリーズ本人じゃないよね笑。


ちなみに元ネタ


この不思議なPVはこの年のMTVのMusic Video Awardで最優秀賞をとっている。
この映像監督がこのPVをまるまる解説しているDVDがあるらしい。
見たいんだけどなかなか見られない笑。
これボーカルのJay Kayが動いてるんじゃなくて、壁が動いてるんですよ。

個人的な話をすると、
受験生してたとき、このPVをまねる練習をしていたら手首打ったという苦い思い出がある笑。
僕はこの曲が大好きです。
小沼ようすけがカバーしていて、それでさらに好きになった曲。


この手の音楽は一般的にAcid Jazzと呼ばれるんだけど、
このジャンルを手掛けるバンドの中では世界で最も成功しているバンドの一つ。
Acid Jazzって確かレコードレーベルの名前で、そこからこんなジャンルができたとかいう話を聞いたんだけど違ったっけな…)

とはいえども、Jay Kayがあまりにも頭がおかしいタイプの人で、
Jamiroquaiと言いつつ、初期のメンバーから現在まで残っているのはフロントマンであるJay Kayだけ。
多分あんまり音楽で仕事をする気がないような気がする笑。


Jamiroquaiは世界で売れたけど、これもまた特に日本でバカ売れしたバンド。
Jay Kayは大の日本びいきでよく日本に来ているらしい。
というかこのCM全体的に日本びいきのバンドを主に扱っている気がする笑。



カップヌードルのCMいい曲多いなーって最近思う。


kiss and cry / 宇多田ヒカル
とか最近よく聞きます。
これもう完全にカップヌードルのために宇多田が作ったんだな…
歌詞にもカップヌードルが出てくるし、
(何がすごいって、「日清カップヌードル」ってところまで出てくるところ。)
PVは全部FREEDOMだし…

Hotel Lobby / Utada
ちなみにkiss and cryのAメロはこの曲のAメロを日本語に書き換えたもの。
Utada宇多田ヒカルって路線違うなーて感じる。ワールドワイド契約したから状況違うんだろうけど。